2009年06月20日

水戸芸術館(茨城県)

水戸芸術館(茨城県)

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コンサートホール、劇場、現代美術ギャラリー、会議場等の文化施設が、それぞれ独自に活動できる独立性の高い空間を保ちつつ、共通の
エントランスホールによって相互の融合を図った総合芸術センター。

水戸市の中心部に近く、市民の広場としても機能している。

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「プププメモ」

水戸市制100年を記念し、磯崎新アトリエの設計により建設された。

広場を取り囲むように配置された各施設は回廊で繋がり、施設共通のエントランスホールには国内最大級のパイプオルガンが設置されている。

タワー建設に当たっては、当時運輸省航空局から、高層建物は飛行機衝突防止のために目立つよう赤白に塗り分けるか点滅灯をつけるよう指導され、芸術館スタッフや設計者らは「措置をとらなくても十分目立つ」と膨大な資料を作って説得した。


今日はここまでー!
posted by kenchiku2009 at 22:01| 東京 ☀| その他の公共施設 | 更新情報をチェックする

名護市庁舎(沖縄県)

名護市庁舎(沖縄県)

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空調設備に依存せずに快適な環境をつくりだすことが意図されている。

各階の天井に設けられた。「風の道」から海風・陸風を取り入れて通風、換気に利用し、また、各階をセットバックさせてできた「アサギテラス(アサギは沖縄古来の祭祀の場所の意味)」をパーゴラ(つる植物を這わせた日除け棚)で覆い屋上緑化するなどして、屋根、外壁、開口部を強い日射と風雨から保護するとともに、市民に日陰となるスペースを提供している。

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「プププメモ」

設計:象設計集団

アサギテラスが外周部に並び、特に西日の厳しい西側では軒を深くして日陰を大きく作る様な設計になっている。

テラスには屋上緑化されたスペースも確保され、太陽の日差しによる輻射も和らげている。

縁側的な曖昧な空間を共有することで人間にも自然環境にも優しい建築。

県庁舎や市庁舎と言われる庁舎建築は象徴性を持たせる意味で、モニュメンタリティな威厳を見せる表現で造られて来た。
しかし、この「名護市庁舎」はその意味で言えばまったく異質な庁舎建築の部類に入る建築ではないか。


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今日はここまで−!
posted by kenchiku2009 at 21:49| 東京 ☀| その他の公共施設 | 更新情報をチェックする
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