2009年06月20日

国立国会図書館関西館(京都府精華町、2002年)

国立国会図書館関西館(京都府精華町、2002年)

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関西文化芸術研究都市の中核となる60,000uの巨大図書館。

景観に配慮して全体の3/5以上を占める書架地下に、閲覧室半地下に設け、管理部門を地上4階建てとし、管理上、館員の動線利用者の動線とを全館で完全に分離している。


「プププメモ」

設計:陶器二三雄

だだっ広い敷地に地上4階建ての建物。

閲覧室は地下に埋め込まれているのだが、やたらと天井が高い。

その地上からの落差を利用して植生された樹木が閲覧室から眺められ、目を休めることができる。

陶器二三雄による『国立国会図書館関西館の建築』という本も出ている。


今日はここまでー!
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日野市立中央図書館(東京都日野市、1973年)

日野市立中央図書館(東京都日野市、1973年)

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1階に間仕切りの無い開架室、2階にレファレンスと事務室を設け、それらが中庭と吹き抜けを介して配置された貸出機能中心の地域図書館。


「プププメモ」

特徴は、1階には大人用の閲覧机がないこと。

1階には子供の閲覧室と大人の読む本がつまった書架が並んでいます。

閲覧机がないので来館者は椅子に腰をかけ、膝の上に本を置いて読んでいます。

2階のレファレンスルームには立派な閲覧机が置いてあります。

なぜ、閲覧机がないのか、それはこの図書館が、@「こども」と、A「調べものをする人」と、B「本を借りに来る人」のためというコンセプトをきちんと守っているためです。

椅子しか置いてないのは、「ここは本を選択するところです。本は家に持って帰って読んでください。」というメッセージ。


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