2009年06月09日

軽井沢の家【吉村順三】

軽井沢の家【吉村順三】長野県軽井沢

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軽井沢の家は中に建つ小別荘。

RC造の1階の上に大きく張り出した木造の2階を置いた構成で、屋根は軽快な片流れとして、平面計画は、暖炉のある広い居間を中心に北側・東側に寝室、衛生部分を配置している。

1階ユーティリティ、屋根裏部屋など断面構成に特徴ある例。

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「プププメモ」

山荘というものは、自然とともにあることが
感じられる質素で、気持ちのよい場であること、
この山荘に求めたのは、それだけだった。

余裕があって、しかも無駄がない。
簡素にして、品格あり。
奇をてらわずに、単純明快であれ。


今日はここまで−!
posted by kenchiku2009 at 21:43| 戸建住宅(日本) | 更新情報をチェックする

から傘の家【篠原一男】

から傘の家【篠原一男】東京都練馬区

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から傘の家(又は傘の家)は約7.4角の単一平面をLDK部分、寝室部分、浴室、WCなどの衛生部分の主要住機能別に三分割した木造平屋建て住宅。

正方形の平面計画に特徴のある例。

「プププメモ」

外観写真、平面図共に見つからず。。

昭和45年に出版された篠原一男の「住宅論」で「住宅は芸術である」という名言が登場します。

「住宅は建築といわれている領土から離れて独立することを、それは意味している。国籍は絵画や彫刻、あるいは文学等々と同じく芸術という共同体に移されなければならない。」という書き出しで始まります。

また「住宅は美しくなければいけない。空間には響きがなければいけない」とも。

「すまいというのは広ければ広いほどよい」と述べつつ、「ゆとり」ではなく「コアー(核)」としての「無駄な空間」を中心とし、しっかりと機能を有した空間を従えたようなすまいをつくることを主張している。
本来の目的を見失い、ただ無駄なく計画するという技術にこだわる日本の機能主義批判をしている。


最後に著者自身の態度を明確に伝えていると思われる一文を。

「抽象的なる空間への私の関心は戦後住宅の代表的設計方法であった機能主義や合理主義への反発からはじまった。一方で私は日本建築の空間構成に関心をもち、そのなかに中小空間として様式がひそんでいることを見出していった。」


今日はここまでー!
posted by kenchiku2009 at 20:25| 戸建住宅(日本) | 更新情報をチェックする