2009年06月09日

梅林の家【妹島和世】

梅林の家【妹島和世】

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部屋の四方にある窓から外が見えるというごくありふれた室内風景の形式をくり返すことによって、詩的な空間を実現している。

厚さ16ミリの鉄板の間仕切り壁は、そのまま構造体としての役割を持っている。

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「プププメモ」

担当はまだ独立前の、石上純也。

壁厚16mmは、構造的には12mmでも出来たのだが、溶接の仕上げの関係で16mmになった。

その厚さに関して石上純也は納得していないとのこと。


今日はここまでー!
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斉藤助教授の家【清家 清】

斉藤助教授の家【清家 清】東京都大田区

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天井まで達する高さの障子、ガラス戸、雨戸を左右に配置することで、テラス、廊下、居間、食堂が連続する開放的な空間となり、室内は可動家具の配置換えにより空間構成を変更できる。

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「プププメモ」

初期の「斉藤助教授の家」(1952年)に惚れ込んだグロピウスが、清家を自宅に連れて帰ったことは有名。

清家の自宅は車掌車の実物そのままを設置した電車の家として「タモリ倶楽部」の東京トワイライトゾーンで紹介された。

タモリたちは当初清家の事に気付かず単なる一般の変なおじさんと思い込み、清家の家を弁当の届け先にしたり、その弁当の受け取りにサインをさせたりと数々の無礼を行ったが、清家は怒る事もなくにこやかに応対した。

番組内での言動から清家が鉄道模型から始まって実物を手に入れるまでになった鉄ちゃんという事がうかがえる。


今日はここまでー!

次は集合住宅編です。
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