高度治療を行う急性期病院であり、2次救急の地域中核病院の役割を担っている。
個室的多床室と呼ばれる4床病室には、病室間の壁を雁行させることにより、廊下側のベッドサイドにも外気に面する窓が設けられており、どの病棟の患者でも固有の眺望を得ることができ、外気との関係をコントロールできるようになっている。
「プププメモ」
本病院は、人口増加に伴う医療需要増加の著しい神戸西地域を対象に新設された施設である。
病室計画における最大の特徴は、4床病室にある。
個室では得がたい多床室の利点を生かしつつ、より個室的な環境を形成する手法がないかということが本計画のテーマであった。個室的多床室とも称すべきこの病室は、4床おのおののプライバシーと個別環境に配慮した4床室である。
以下の特徴があげられる。
・頭の位置ができるだけ離れ、視覚的干渉を最小限にしうるベッド配置で床頭廻りのプライバシーを確保している。
・上記の確立された個の領域に、各患者専用の窓を設けることにより、光(採光)と風(通風)と眺望を自らコントロールし選択できるという性能を用意した。
今日はここまでー!
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